喧嘩する夫婦

家族のために必死で働いて帰ってきた途端、ヒステリックな嫁に遭遇。自宅こそはホッとしたいのに、心休まるどころかさらにストレスが溜まる始末。そんなヒステリックな嫁にうんざりではないでしょうか!?

仕事に加え、家庭でもストレスとなると本当に辛いですよね。心中お察しします。でも実は、私、以前はヒス嫁でした。現在は、ヒステリックになることはなく、解決できましたが、ヒステリックになる妻の気持ちも原因も把握しているつもりです。

ということで、そんな「ヒス嫁の原因と対処法について」、実体験ベースでまとめておこうと思います。

嫁は、なぜヒステリックになるの!?ヒス嫁になる3つの原因!

はてな

ヒス嫁、出会った当初はそこまでひどくなかった。

ヒステリックな嫁に悩む旦那さまのほとんどが、そう言います。つまり、結婚してから、もしくは出産してからヒス嫁化してしまったということなんですよね。そのあたりにヒステリックになる原因が潜んでいるのですが、ヒス嫁になってしまった原因は下記のいずれか、もしくは下記の複合的な要素が原因です。

ヒス嫁を理解するべく、各原因についてもう少し具体的に見てきましょう。

生理前後中で、ホルモンバランスが崩れているから

ハートに十字架

これは妻側としてもなかなかコントロール出来ない原因なのですが、生理前後や生理中になると、人がガラリと変わったようにイライラしたり、マイナス思考になったり、泣きたくなったりすることがあります。いわゆる、「PMS」や「PMDD」と言われているものですね、これがヒステリーの原因になることがあります。

PMSとは・・生理がはじまる3~10日ぐらい前から起こる不快な症状で、身体的なものから精神的症状まで実にさまざまな症状が現れます。

<PMSの症状>
【からだの症状】
胸が張る、眠くなる、にきび・吹き出物・肌荒れが起こる、だるい、食欲が増す、便秘、肩こり、頭痛、にきび・吹き出物・肌荒れなど
【心の症状】
イライラする、感情の起伏が激しくなる、気分が落ち込む、集中力低下、無気力感など

 

PMDDとは・・・月経前の数日から10 日間くらいに、極端な抑うつ、極端な不 安、極端なイライラ、著しい情緒不安定、極端な活動に対する興味の減退や集中 力の減退を示す方がいます。そういう重症型の PMS を月経前不快気分障害(PMDD)と呼びます。また、PMDD の方は予想以上に多く、月経がある女性の約 5%程度に認めるといわれています。

PMDD はまだあまり知られていないせいもあり、月経前のみに起こる抑うつ、 不安、イライラ、情緒不安定の理由がわからないまま、お一人で苦しんでいる方 が多く認められます。イライラするせいで、人と会うと言いたくもないひどいことを言ってしまい、後で後悔したりします。それを避けるために、月経前に人と会うのを避ける方もいます。

 

こういったPMSやPMDDの症状は、個人差がとても激しく、全く該当しないという女性がいる一方で、毎月重症化する女性もいます。なので、症状について他の女性と比べるのはご法度。私自身の体験で言えば、PMSとPMDDを抱えているのですが、その時期は人格が変わったかのようになりますね。奥様のヒステリックな時期が生理前後に該当するようであれば、この原因の可能性が高くなります。>>対処法とは!?

ストレスが溜まっていて、はけ口が欲しいから

イライラ

同じ嫁として、誠に申し訳ないことに、ただ単にストレスが溜まっていることでヒステリー起こしていることがあります。旦那さまだからこ、安心して当たってしまうというのもありますが、良い迷惑ですよね。ただ、旦那さまが仕事のストレスを抱えているように、嫁も家事や育児の戦場で戦っていて、ストレスを抱えています。

旦那さまの多くは、仕事のストレスを解消するために、仕事帰りに「飲み」に行かれますよね。でも、小さな子どもを抱えていて物理的に社交の場に参加できない、もしくはそういった社交的な活動がストレス発散にならない嫁の場合は、ストレスを逃がす術(すべ)がなく、夫に当たってしまうことも少なくありません。>>対処法とは!?

「大事にされていない」、「愛されていない」思いから夫へのSOS、復讐心から

夫婦

結婚生活が長くなると、互いに存在に慣れてしまい、嫌なところも目に付いてきますよね。夫婦それぞれが仕事や家事・育児に忙しく、心身ともにすれ違いの生活を送る夫婦も少なくありません。

そんな状況の中で、気持ちに擦れ違いがあったり、些細な不満が溜まったりすることで、「夫に愛されていない」、「大事にされていない」と思い込み、嫁が心を閉ざしてしまいうケースがあります。嫁側の勝手な思い込みではあるけれど、夫婦間で意志の疎通が取れていない証拠なんですよね。夫の「愛情」が伝わっていないのですから。

この状況が悪化すると、嫁の「自分を大事にしない」夫への復讐が始まります。その復讐の1つが、ヒステリーです。この原因、実際は嫁の自己中心的な考えで自らが作り出し、自分の問題を夫という他人に責任転嫁している状態ですが、実はこれは妻のSOSであり、事態が悪化すると最悪の展開にまで及ぶ可能性があります。>>対処法とは!?

ヒス嫁の原因別、対処法!

四葉のクローバー

ヒス嫁の対処法は下記の通り、原因別にまとめています。

原因1のヒス嫁、対処法!

こればかりは、女性側としても解決が難しいのですが、旦那さま側として最も大事なのは、奥様の生理時期と、PMS・PMDDの有無を把握すること。この”時期”と、”PMS・PMDDの有無”が分かれば、その時期は注意が必要なのだと分かるようになります。そういう日は、なるべく嫁を刺激しない、嫁の好きなスイーツを買って帰る、あまり折り入った話はしない、ヒステリーが起きても相手にしないスルーする、など旦那さま側で能動的に気をつけることが可能です。

生理時期などを把握するきっかけとしては、「職場の女子が体調悪そうで、PMSなんとかって聞いたんだけど、○○(→奥様)もそういうことあるの?女性は大変だよね。」というように、相手を気遣いながらさらりと聞ければベスト。逆にNGなのは、「お前のヒステリックがひどいのは生理のせいじゃない?」とデリカシーなく聞くこと。これは、奥様のヒステリックの門を叩くようなもの、事態を悪化させるので注意しましょう。

ちなみに、我が家の場合、私がPMDDを抱えていますが、いつもと違ったり、機嫌が悪かったりすることがあるようで、そうなると「生理前じゃない!?」と夫が聞くようになりました。嫁としても、「生理前だからね」なんて、情緒不安定になる時をあらかじめ夫に伝えることも多いです。そうすると、私が感情的に話をしようとしても、「今日はいつもと違うから、話はやめた方が良いよ。好きなドラマでも見て、早めに寝た方が良い。」と、夫もなるべくその時期には話をしないよう気を付けている様子が伺えます。

また、私の場合はこのPMS、PMDDで婦人科に通院しています。私は、漢方薬を毎月もらって飲んでいるのですが、私の場合は、家族に当り散らすことがほとんどなくなりました。もちろん薬の効果は人それぞれですので自己責任ですが、奥様自身が辛い状況であれば、通院という選択肢もあります。

原因2のヒス嫁、対処法!

海

これはですね、私も嫁として経験があるのですが、ヒス嫁のストレスを発散する方法や、嫁自身の生活が充実することで解決します。習い事や実家への帰省、1人の時間を作る、趣味を見つけるなど、発散方法は人それぞれですが、これを見つけるには個人差があって時間もかかります。

目先の解決策としては、ヒス嫁をスルーすること。無視ではなく、あくまでスルーです。夫側が「ちょっと冷静になりたいから一旦外の空気吸ってくる」など、ヒステリックな時間の流れを一旦ストップ(その状況をスルー)することで、ヒス嫁の無駄なヒートアップも抑えることが出来ます。また、自分ではなく他に愚痴れる人がいれば良いので、実家に1泊、2泊の帰省を促すのも1つの方法ですが、その時に嫁が実家に夫の愚痴を言うことで、義実家の両親がどう反応するか、その辺りで夫側の状況が変わるので、ここは旦那さまの判断ですね。

おうちに花

ちなみにヒスだった頃、「今話すのは得策じゃないから・・」と、私は実家に帰されました。w 私も、「もう嫌、実家に帰る!」と帰り、両親に愚痴をこぼすのですが、私の両親はというと常に夫の味方をするタイプでしたので、「真面目に仕事をして家を用意しくれてることに感謝が足りない!気遣いが足りない!夫の苦労を分かってない!」など逆に叱られ、反省して自宅に帰ることがほとんどでした。こればかりは、実家の両親の人柄にもよると思います。

根本的な解決となると、夫側の苦しい状況を妻に知らせる必要があります。「話は聞いてあげたいけれど、仕事のストレスもあって精神的におかしくなりそう」など、冷静に話ができるような時期を見計らってするのが得策ですね。いくら不満がある妻でも、夫に倒れられたら困るというのが本音。ヒス嫁自身が、自分を振り返るきっかけや自分の行動を改めるきっかけになるかもしれません。

原因3のヒス嫁、対処法!

正直に言うと、この原因で起こるヒステックの対処が一番難しいです。相手の感情の問題や捉え方の問題なので、明確に働きかけられないからなんですよね。夫側の言い分もあると思いますが、解決策としては、「継続的に愛情や大事にしていることを示す」しかありません。ヒス嫁は、すでに「愛情不足」の状態ですから、一時的に愛情を示しても心を開く可能性は低いですね。例えば、急に花束を贈ったとしても、効果はないということ。逆に、「何かやましいことでもしたの!?」というように、いつもと違う夫の行動に疑いを持つ可能性があります。

嫁としては、「日頃の感謝の言葉、労いの言葉」、「明確な愛情表現」、「スキンシップ」、「家事・育児の手伝い」、「お土産やプレゼント」、「話を聞いてもらうこと(→アドバイスや理論は要りません、共感してほしいだけです)」などの些細なことの積み重ねで愛情や大事にされている感覚を抱きます。一過性ではなく、継続的な愛情を欲しています。例え、妻が恥ずかしがったり、煙たがったりしても、実は満たされている嫁も多いです。まずは、小さなことから始めてはいかがでしょうか。

ハートにthanks

ちなみに私たち夫婦も双方でこの原因を抱えていましたが、「愛されていない」、「大事にされてない」と各自で勝手に思い込んでいただけで、夫は夫の考えで、妻は妻の考えで愛情表現をしていたのだと分かりました。その上で、どうすれば満たされている感覚になるかを話し合い、小さなことから愛情表現を積み重ねるようにしたら劇的に夫婦関係が改善しました。ただ、腹を割って話す必要があり、解決には心身ともに時間と労力がかかりますが、我が家では効果は絶大。「ヒステリーはどこへやら・・」、という具合に、ヒス嫁とさらばできました。

以上、『嫁がヒステリック!リアル嫁が伝授、ヒス嫁の原因と対処法!』でした。

仕事のストレスでいっぱいいっぱいなのに、ヒステックな嫁。うんざりなのも分かりますし、嫁の立場としてヒステックになってしまうのも理解できます。今後も夫婦生活を続けていきたいという思いがあるならば、解決して夫婦仲良く生活していけるのがベスト。ただ、時間も余裕もないのであれば、一過性でも良いのでヒス嫁からの影響を回避できるようになると良いですよね。少しでも参考になれば幸いです。

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