イライラ

「休日はずっとスマホをいじってる」、「土日は家事育児を手伝うことなく、スマホでゲームばかり」そんな夫に嫌気がさしたり、イライラしたりしていませんか!?

我が夫も、このタイプでした。子供が赤ちゃんの頃から、しばらく続きましたね。妻側の私としては自分の食事さえ落ち着いて取れない状態なのに、夫はさらりと食事を済ませ、子供の相手をするでもなく、手伝うこともせず、ずーっとスマホでネットサーフィン。それも何時間もでした。この夫の行動に、とてもイライラしたのを覚えています。

でも、実はこの夫のスマホ依存の行動には、そうさせてしまう原因がありました。それが、まさかの「子供への嫉妬」だったのです。

夫の休日スマホ依存、原因は子供への嫉妬!

スマホをいじる男性

これは私たち夫婦の例なのですが、夫の休日スマホ依存は「子供への嫉妬」が原因でした。夫の場合は、とても嫉妬するようなタイプに見えず、表情や言葉にも出さないので、子供が生まれてから数年全く気付かず、夫はドライでクールなタイプだと思っていたんです。でも、子どもが生まれてから生活がガラリと変わり、私の愛情が子どもに全て向いてしまっているように感じて、寂しさや不安を抱えいたのだそうです。そのことに夫自身も長年気づかず(認められず)にこじらせてしまっていました。要は拗ねて(すねて)しまっていたのです。

その結果が、「休日スマホ依存」。夫側の言い分としては、

「妻から大事にされていない」、「妻から愛されていない」、「いつも子供優先で俺は我慢ばかり」、それなら俺だって休日くらいは好きにさせてもらうよ。

となり、スマホでネットサーフィンやゲームに勤(いそ)しむように。ある意味、愛情をもらえない妻への密かな(ひそかな)復讐なんですよね。

この流れからくるスマホ依存、結構やっかいです。夫側がそもそも、「子供に嫉妬している」ことを認めていて、素直に妻に「寂しい」と言えるような”かまってちゃんタイプ”なら、そもそもこんなことは起きないのです。夫自身も「まさか自分が子どもに嫉妬するなんて」と気づかないので、我が家のようにこじれてしまいます。

夫婦

そうなると、真の原因は分かることなく、「俺のことは後回し」、「俺を大事にしない妻が悪い」と夫が思い込み、妻に冷たい行動を取ったり、エスカレートするとあえて妻が嫌がることを率先してしたりするようになります。その1つの例が、休日のスマホ依存で、場合によってはセックスレスの原因にもなりえます。妻が大変なのは分かってはいるけれど、感情が収まらず、あえて見えないフリをしてしまうのです。

ただ、中には仕事のストレスや疲れから、純粋に妻を気遣えない男性もいます。とにかく頭をスイッチオフしたい、そんなことから、ネットサーフィンやゲームに夢中に。でも、そういう場合は一過性に過ぎません。一時期はスマホに夢中でも、本来は家事育児を手伝ってくれたり、素直に妻に愛情表現をしたりできる男性が多いですね。そういう一過性のスマホ依存は、スマホ以外のところでストレス発散できるよう一緒に考えたり、環境を整えたりしてあげると、スマホ依存からの解決策に繋がります。

では、そうではない、「子供に嫉妬」していることが原因からの、スマホ依存の夫にはどう対応したら良いのでしょうか。

「嫉妬」でスネている夫への対応方法!家事育児を手伝ってもらうには!?

はてな

ズバリ解決策を言うと、「ひたすら愛情を示す」です。妻側として、夫の無関心さにほとほと呆れ、もう関わりたくないという方もいらっしゃるはず。でも「愛情不足の夫」への唯一の解決策が「愛情を注ぐ」なのです。本来、夫側が「子供に嫉妬している」ことを自分で気付き、寂しさを表現できれば問題にならないのですが、それを本人に認めさせることはほぼほぼ難しいです。大体の男性が、「まさか子供に嫉妬するなんて」と否定的に感じているので、認めることはほぼ不可能。逆にこちらが追いつめれば、大げんかに発展しかねません。

私自身、夫のスマホ依存に嫌気がさし、何度も話し合いをしてきましたが全て効果なし。表面上の問題について話し合っているにすぎず、味噌汁の上澄みだけ飲んでいる状態に。それどころかお互いにヒートアップし、事態が悪化。大げんかに発展する可能性もあります。そもそもスマホ依存の原因が感情の問題なので、理論ではなかなか通用しないのだと、分かりましたね。

唯一解決出来た方法が、「あなたを大事にしています」ということが伝わる行動をひたすら続けることでした。例えば、

  • 仕事の疲れを労う言葉を伝えたり、感謝の言葉を伝える
  • 仕事の愚痴を聞く
  • 晩酌に付き合う
  • たまには子供を預けてデートを提案する
  • 子どもより夫を優先してみる(食事を出す、入浴順、夕飯のメニューなどの些細なこと)

というようなこと。実際に我が家の例でもありますが、本当に些細なことの積み重ねです。最初は、拗(す)ねている期間が長い分、夫も疑い深く心を開きませんが、忍耐強く表現し続けていると変わる可能性大。

夫曰(いわ)く、そもそも「愛されている」、「大事にされている」と思えれば、自然と妻を思いやる気持ちが出てくるのだそう。実際、夫は、夫のできる範囲で家事や育児を手伝うようになりました。

家事と育児でゆったり休む暇もない中、休日の夫の長時間に渡るスマホいじり、イライラしますよね。私も腹が立ち、時には涙ながらに訴えたり、素直に手伝ってほしいと伝えてみたり、本を読んで夫への接し方を変えてみたりしましたが、結局のところ問題の表面的な部分を見ているだけで、解決に至りませんでした。逆に、喧嘩になってしまったことも多かったですね。

問題の根本は「愛情不足」。その根本部分が解決できるよう注力することで、夫が妻を思いやるようになり、自然と自分が出来る部分で家事や育児を手伝ってくれるようになりました。

「夫のスマホ依存」に悩まれているみなさま、その原因、もしかしたら「子どもへの嫉妬」かもしれません。

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