割れたハート

「出産後に旦那が嫌いになってしまった」、これは実際に私も経験したことであり、実は多くの女性が産後に夫嫌いを経験します。

共に生活する時間が長い夫に対して嫌いという感情が芽生えると常にイライラするようになり、日常生活においてストレスが多くなります。こんな状態では、夫婦としてこれで良いのか、今後どうなるのか、不安が募りますよね。ということで、今回は産後の旦那嫌いについて、一体何が起きているのでしょうか、そしていつかは戻るのか、まとめておきたいと思います。

産後の旦那嫌い、一体何が起きているの!?「夫嫌い」の原因や理由とは!?

はてな

産後の旦那嫌い、自分の経験を言えばとにかく夫にイライラしていました。特に一人目の子供が幼児になるまでは酷かったですね。妻よりも母という役割の方が強くなってたのが発端とも言えます。

母として育児に休みはないのに、夫は仕事から帰ってくれば一人ずっとネットサーフィンをしていてイライラ。私がご飯を食べる時間がなくても自分は平然とゆっくり食べて手伝うこともない。美容院に行きたいから預かってほしいとお願しても拒否。もうね本当に書いたらキリがないほど今でも恨みつらみが思い浮かび、心底夫が嫌いになったのを思い出します。w  きっと「旦那嫌い」になった妻の方々には現在進行形で同じような経験をされている方も多いのではないでしょうか。

この「旦那嫌い」、一体何が起きているのかと言えば、「夫への不平不満が溜まっている」ということ。特に育児においては、子供は夫婦両方の子であることから、夫婦で平等な大変さであるべきなのに、妻の方に負担が多い。または、育児や家事、仕事などを含めて妻の方が負担が多いと感じる場合に、不平・不満が強くなる傾向にあります。よって、「夫の嫌な面ばかりが見える」という事態に陥っているのです。


産後の「夫嫌い」「旦那嫌い」、いつか戻る!?

喧嘩する夫婦

産後の「旦那嫌い」、「夫嫌い」、子どもが大きくなるにつれて「嫌い」という感情がなくなって以前のような仲良し夫婦に戻る人と、嫌いなままで戻らない人と2パターンに分かれます。戻る人と戻らない人を見てみると次の通り。どちらが良い悪いというのはなく、心地良い夫婦の形がそれぞれあるということです。

産後の「旦那嫌い」「夫嫌い」が戻った人

仲良い夫婦

夫への愛情があり、子どものため、生活のため以外に良好な夫婦関係を望んでいます。時がたち、「あの旦那嫌いの時期は一体なんだったんだ」と思う人もいれば、「あの時期の恨み辛みは忘れない」と根に持つ私のようなタイプもいますが、夫婦関係は良好です。

産後の「旦那嫌い」「夫嫌い」が戻らなかった人

夫婦

子どものため、生活のためというメリットが大きな土台となり、夫婦としての生活を送っています。嫌いという気持ちが強い場合は、夫と会う時間を減らせるよう夫の休みである土日にあえて仕事を入れたり、互いに干渉しないようにしたり、家庭内別居の状態になっていたりといった例もあります。

これら2タイプがあるように、夫婦の形は人それぞれであり、各家庭によって心地良い形があるはずですが、大事なことは自分は今後どうしたいのかを明確にすること。前のように仲良し夫婦に戻りたいのか、ある程度のメリットを得るための最低限の夫婦仲で良いのかなど、自分の希望を明確にすることで、どう行動するかがおのずと見えてきます。


産後の「旦那嫌い」「夫嫌い」、どうすれば解決する!?解決方法や改善方法!

この「旦那嫌い」や「夫嫌い」、とにかくイライラするんですよね。前の良好な関係性に戻りたい、少しでもイライラを失くしたい場合の改善方法や解決方法はいくつかあるので、紹介しておきます。

時の流れ、子の成長を待つ

四葉のクローバー

何もせず、時の流れを待ち、子どもが成長をすることで、「夫嫌い」「旦那嫌い」の程度は少なからず軽減し、イライラも減っていきます。なぜかというと、その状態に慣れて、自分なりに折り合いをつけて生活していくから。そして、育児も子どもが成長するについれて手がかからなくなり、妻の負担がぐっと減ってくるため、イライラレベルが下がっていくのです。

また、子どもが成長し幼児になってくると、言葉などでコミュニケーションが取りやすくなることから、夫が子どもに関わる機会が増えたり一緒に遊ぶことが増えていくケースも多く、そうなると妻側に時間が出来たり、負担が減ったりする可能性は大いにあります。

ただ、元の仲良し夫婦に戻るか、戻らないかは流れ任せという側面があります。子どもが成長してみたら「旦那嫌い」「夫嫌い」がなくなったという人がいる一方で、嫌いな気持ちがずっと続いてしまう人もいます。

夫の良い面に注目する

嫌いという感情が強くなると、どうしても夫の嫌な面ばかりが気になるようになります。そこであえて、夫の良い面を見つけてみます。例えば、仕事をして生活費を入れてくれている、真面目である、大雑把(多少汚くても文句を言わない)であるなど些細なことでも良いので、書き出してみることオススメします。

そうすることで、「嫌なところばかりじゃないな」ということに気づき、夫と生活をするメリットを感じることでストレスの軽減が期待できます。

育児・家事・仕事などの大変さを平等に完璧に分けることは出来ないと認める

海

そもそも産後の「旦那嫌い」「夫嫌い」の原因は、下記の通り、本来は夫婦平等であるはずなのに、妻である自分の方が負担が多いという認識から生じます。

「夫嫌い」の原因は、「夫への不平不満が溜まっている」から。特に育児においては、子供は夫婦両方の子であることから、ある程度は平等な大変さであるべきなのに、妻の方に負担が多い。または、育児や家事、仕事などを含めて妻の方が負担が多いと感じる場合に、不平・不満が強くなる傾向にあります。

ただ、そもそも夫婦であるとはいえ、別の人間であることから、平等の基準や大変と感じるキャパも全く違うため、大変さや労力を平等に分けるということは出来ないのです

どうしても、不公平さは残るということ。これをまず認める必要があります。それを踏まえた上で、夫婦で話し合いをもって役割分担を整理することは可能。それが次の解決方法となります。

夫婦で役割の整理をしたり、話し合う

この解決方法は最も労力を必要としますし、喧嘩に発展する可能性もありますが、根本的な解決策であり、上手くいけば以前のような良好な夫婦仲に戻れたり、以前よりもさらに関係性が良くなったりします。

ただ、この話し合いをする前提に、あなた自身が「旦那嫌い」を改善して「夫婦仲を良好にしたい」という思いがあることが必須です。

そして、話し合いは感情的にならず冷静に進める必要があります。感情的に進めてしまうと、夫側は攻撃されたと認識し、話し合いどころかお互いを傷つけるだけの喧嘩に発展しかねないからです。話し合いのコツは、シンプルに伝えること。具体的には、

  • 「私はあなたと夫婦仲をより良くするために前向きに話したい」とシンプルに伝えること
  • 相手の話は良い・悪いの価値判断をするのではなく、ただ聞いて相手の思いを知るようにすること(→夫側にもお願いする)
  • 夫が今の生活においてしてくれていることに感謝を伝えつつ、自分が追い詰められていることを伝え、役割な分担を整理できないだろうかと提案すること

などが挙げられます。

話し合いを提案したけれど、うまくいかなかった、夫が拒否したなどの結果があれば、それは結果として受け止め、その上で、今後夫との付き合いをどうするか(夫と生活するメリットを重視して生活を継続していくのか、もう一度タイミングを変えて話し合いをしてみるのかなど)を考えましょう。

 

女性は出産するとガラリと生活が変わります。特に乳児の頃は、女性にしかできない役割もあり、女性がメインに活躍することが多くなります。また、男性の中にはまだまだ、家事や育児や女性の仕事という認識を持っている方も多く、そうなると役割分担の認識に男女で大きなズレが生じ、夫婦仲のひずみが大きくなります。そんなひずみが増してくると、「嫌い」、そんな感情が芽生えてしまいます。

でも、「旦那が嫌い」がずっと永遠に続くとは限りません。「嫌い」が「好き」になることだってあるのです。今後、夫や旦那との関係をどうしたいか、まずは自分の正直な気持ちについて知ることが重要ですね。

あなたにとって、良い関係性が築けること、願っています。

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