仲良い夫婦

三大欲求である、食欲、睡眠欲、性欲。そのどれかが満たされないと苦しさやストレスが生まれますよね。その中でも性欲については、なかなか率直に話が出来ず、周りにも相談出来ないことから苦しさが増してしまいがち。今回は、「嫁がレス。妻としたいのに出来ない。」という問題にスポットを当てて、リアルな嫁事情について、実際の経験もふまえてまとめておこうと思います。

したいのに嫁が拒否、妻のセックスレス、その原因とは!?

はてな

先に正直に結論から言ってしまえば、「したいのに嫁が拒否」、「妻のセックスレス」の原因は1つ、生理的に受け付けないからです。でも、「生理的に受け付けない」には次の3つの種類があります。

これら3つの理由について、もう少し具体的に見ていきましょう。

妊娠や育児の影響で行為自体が生理的に受け付けられない

ハートに十字架

女性の場合、妊娠・出産で心身の状況がガラリと変わります。それに伴い、人によって個人差はありますが性欲にも変化が出てきます。実際私も体験していますが、妊娠・出産後1年までは性欲は一切なくなり、できれば回避したかったのです。ホルモンバランスが乱れるのも原因のようでこればかりはどうしようもなく、夫に正直に言って理解してもらっていましたね。この時期は、母としての自覚が強く芽生え、女性としても生活の変化に心の余裕がなくなってしまいます。


夫の体型や容姿、清潔感に不満があり生理的に受け付けられない

メタボな夫婦

これは妻にも当てはまりますが、結婚や出産後に太ってしまったり、ヨレヨレの服ばかり着ていたり、身だしなみが適当になってしまったりしていませんか?

当然年を重ねると体型が変化しがちですが、ごく自然な加齢による変化ではない「だらしなさ」や「不清潔感」を感じてしまうと、異性として見られなくなることがあります。つまり、性欲を満たす対象として見られず、生理的に受け付けられないということ。

決して、夫を大事に思っていないわけではないけれど、異性というよりは家族の一員という意識が強く、心身ともに受け付けられないのです。そうなると夫を傷つけないように「どう断るか」、「どう回避するか」妻は考えるようになります。

夫への不信感から、生理的に受け付けられない

この原因は、最も慢性的になりやすく、根が深い原因ですね。結婚生活が長ければ長くなるほど、恋愛感情はなくなり相手の嫌な面も目につくようになります。馴れ合いから日頃の感謝の気持ちや愛情をストレートに表現することは減っていきます。妊娠・出産をすれば夫婦の時間も減り、子供優先の生活になってしまう家庭も多いですよね。

そんな時の流れの過程で、嫁側は「夫に愛されていない」、「大事にされていない」と感じるようになります。夫の真意を確認する時間や機会もなく、そう思い込んでしまうのです。なぜ、そう感じるかというと、その理由の大半は家事や育児へに関する夫への不満から。夫の仕事の様子や抱えるストレスを妻が知らないように、妻が家事、育児、仕事をする様子やストレスは夫側は分からないはず。特に育児は24時間休む暇なく続くため、ストレスをうまく発散できず溜め込んでいる女性が多くいます。

イライラ

もちろん、夫側は外で働き、多大なストレスを抱えて自宅ではホッとしたい、ゆっくりしたい気持ちですよね。でも、妻は家族のために必死で働いている夫の姿を目にすることはなく、なかんか夫側の事情を理解できません。それどころか、家庭という戦場で24時間子供の相手をしている妻は、自宅でゆっくりしている夫しか目にしていないため、「自分だけゆっくり休んで・・」と、夫に不満を抱いてしまいます。要は、誤解が生じてしまうということ。

そうなると、手伝ってくれない夫を見て不満が募り、嫁側は「愛されてない」、「大事にされていない」という思いを重なっていくことになります。そんなストレスが限界に達してしまうのがこの原因を招く発端。相手への不信感募りが夫への期待は0、諦めてしまうのです。

この夫への不信感から、求められても生理的に受け付けられない、嫌悪感すら抱いてしまうことに繋がります。嫁側の勝手な思い込みで、短絡的と言われるかもしれませんが、それは妻の愛情不足のSOSでもあるのです。


嫁がレス、解決に向けて夫が出来ることとは!?

おうちに花

これらの原因を見ると、原因1以外は解決に向けて夫側が能動的に働きかけることができます。それぞれの原因別に解決策を探っていきましょう。

原因1「妊娠や育児が影響」の対処法!

四葉のクローバー

この原因は、女性的にはどうすることも出来ない歯がゆさがあるのですが、妻の愛情がなくなったわけではないのでこの時期を過ぎれば元通りになります。もし妻から、「そういう気が起きない」と言われた場合は、「女性は大変だめ」などと共感したり話を聞いたりすることで、「妻を大事に思っている」という思いを伝えた上で、夫婦間でどうすれば良いかざっくばらんに話し合いましょう。相手を思いやる気持ちがあって、それをお互い理解できれば、お互い歩み寄れるところ歩み寄ることが出来、心身ともに多少の改善可能なはずです。

原因2「夫の体型や容姿、清潔感に不満」の解決策!

この原因の解決はシンプル。体重を落としたり、身だしなみに気をつけたり、清潔感を保つようにしたすることで改善の可能性が高いです。

これは実際私たち夫婦も経験しているのですが、私たち夫婦の場合、結婚、出産後に激太り。まさに中年体型代表という感じで、結婚当初の服はほぼ全部着られない状態に。まさに「異性として見られない」状況でした。そんなことから、夫婦関係を良くしようと二人でダイエットに励むことに。そして、1年で夫は約15kg、私は約10kgの減量に成功。体型が変わると、洋服選びも楽しくなり自然と身だしなみにも注意するようになり一石二鳥でした。そして何より、夫を男性として見ることが出来るようになり、夫も私を女性として見ることが出来るようになり、適度な嫉妬や心配までするように。夫婦関係はおのずと改善できました。>>「夫に女性として見られたい!」主婦の産後太り、約10kg減量できた方法!

原因3「夫への不信感」の解決策!

この原因が最も解決が難しくなります。嫁側がすでに「愛されていない」、「大事されていない」と思い込んでいるため、解決するには「愛されている」、「大事にされている」と実感できるようにする必要があります。原因が妻の感情論になるため、とても難しいのです。

夫として出来ることは、愛情を示し続ること。嫁の感情はこじれてしまっているため、時間はかかる上に、一筋縄ではいきませんが、小さな積み重ねが最短の解決策になります。具体的には、

  • 妻の話を聞く(→ただ、そうなんだね、辛いね、大変だねと頷くことが正解。持論の展開や理論を述べるのは話を聞いているのではなく自分の話をしていることに繋がります。)
  • 日頃の感謝の気持ちを明確に表現する
  • 家事、育児の手伝いを出来る範囲でやってみる
  • 握手や抱擁などのスキンシップを取ってみる

などが挙げられます。些細なことの積み重ね。そして、言葉だけでなく行動でも示すことで安心してもらうこと、最後に継続が重要です。

ただ、いくら夫側が愛情を示したとしても、最初は妻も疑い深くなかなか心を開くことはしません。だからこそ、継続が重要で長期戦になります。それ故に、道半ばで夫側に限界が来てしまうことも多いですね。

愛情を示してもそっけない嫁に「せっかく俺が折れてやってるのに!」と腹立たしさを感じ、夫側も諦めてしまう方が多いのです。でも、失った信用を回復するのには時間がかかります。諦めずに継続することで信用が回復し、嫁が変化する可能性は高いです。スキンシップも最初は嫌がるようでも実は嬉しいと感じているケースは少なくありません。(清潔感がない、肥満などの場合は、本当に嫌がっている可能性あるので注意が必要です。原因2ですよね。)

 

「妻がレス」、この問題を抱えている男性は意外と多いです。そして、デリケートな問題であるが故に誰にも相談出来ず、仕事のストレスに加えて夫婦不和で、苦しい思いをされているのではないでしょうか。

でも、「妻がレス」の問題、永遠と続くとは限りません。私自身、夫婦関係はドン底の状態でしたが、改善した経験者の1人です。今後も長く続く関係であるのなら、共に円満に人生を歩みたいですよね。奥様が「愛情不足」で拗ねてしまっているだけかもしれません、まずは、出来ることから無理なく始めてみましょう!

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